みなさま、こんにちは。
そしてはじめまして。文化財構造計画のA.Fです。
今回は、Facebookで予告させていただいた全国近代化遺産活用連絡協議会のご報告をA.Fがさせていただきます。
Facebookでは多くの「いいね!」ありがとうございました。
まず、最初に「全国近代化遺産活用連絡協議会」略して「全近」についてのお話を書かせていただきますね。
全近は、近代化遺産の所在する市区町村、都道府県、会の主旨賛同する企業やNPO法人、個人などでつくる、平成9年に設立された任意団体で、近代化遺産の価値や魅力を広く一般に普及するために全国大会の開催、近代化遺産全国一斉公開の実施等です。
と簡単ではありますが、全近のご紹介でした。
こんなんじゃあ物足りないよ!という方はhttp://www.zenkin.jp/ をご覧ください。
さて、ここからが本番、全近の全国大会のご報告です。
今回は、7月4、5、6日に群馬県富岡市の旧富岡製糸場で開催されました。
初日は旧富岡製糸場で総会、ファーラムを開催後に旧富岡製糸場を見学しました。
フォーラム 東置繭所にて
フォーラムは東置繭所で、富岡製糸場総合研究センターの今井所長、文化庁・西岡技官、富岡市富岡製糸場課・森田係長、群馬県企画部世界遺産推進課・松浦課長と蒼々たるメンバーでした。
お話は、富岡製糸場の歴史からはじまり、富岡市の取り組み、群馬県の近代化遺産、さらには、全国の近代化遺産の保存・活用の現状というとても内容の濃いものでした。
旧富岡製糸場は、みなさんも良くご存じだとは思いますが、簡単にご紹介させていただきます。
明治5年に開業した日本ではじめての官営模範器械製糸工場で、昭和62年までの115年間創業し続けた製糸場です。
その後、平成17年に国の史跡に指定され、平成18年には国の重要文化財に指定されました。
翌、平成19年に世界文化遺産の暫定リストに登載、今年ついに推薦書がユネスコに提出されました。
西置繭所から鉄水溜を見る
前編はここまでにしたいと思います。
引き続き、後編をお楽しみください。