みなさま、こんにちは。
文化財構造計画の冨永です。
少し前になりますが、9月19日に愛知県のヘリテージマネージャーの講師として講義をいたしました。今年で4回目となります。
今回のタイトルは、「文化財建造物の間違わない構造補強設計法」です。「正しい」ではなく、「間違わない」というところがミソです。
文化財の構造補強方法については、技術力や文化財の考え方によって変わるので、ひとつの正解を定めることは難しいと思います。ただ、正しいアプローチで補強を計画することで、文化財の扱いとして「間違わない」補強とすることは可能ではないかと思います。
そこで、どのような考え方でアプローチすればよいかということを中心に説明させていただきました。できるだけわかりやすく説明するよう心がけておりますが、構造は用語や考え方になじみがないので、なかなか難しいかもしれませんね。
機会がございましたら、一度お聞きいただければうれしいです。
その後に名古屋市立大学名誉教授の瀬口先生の講義がありました。さすが余裕たっぷりの語り口で、講義内容だけでなく、話し方も大変勉強になりました。