こんにちは。
文化財構造計画の冨永です。
最近、連日暑くてたまりませんね。36度を超えるなんて子供の頃には考えられませんでしたが。きょうは長浜の方におりましたが、突然の豪雨で驚きました。
さて、今回はベルギー・オランダ旅行記の3回目です。
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次は、炭坑跡を商業施設に改修した「C-MINE」という施設へと向かう。と、エンジンをかけたとたん、昨年と同様のナビのトラブル。宛先の住所入力がなぜかできない。しかし、現状で頼れるのは住所のみ。それ以外の方法で探すことはとてもできない。動けぬまましばらく悩んだが、ここで旅の友であるスマホの登場。グーグルマップでの案内で現地へ向かう。グーグルマップは当然日本語だ。また、ナビよりも案内のタイミングがよい。まったくスマホさまさまである。
なんとかC-MINEへ到着。ここは、イベントスペースや映画館、アートスクールなど様々な活用を行っている。ここも結構たくさんの人で駐車場所を探すのに苦労する。
内部はフリーで見学できる部分もあるが、イベントスペースなどは有料である。そのため、イベントスペースの展示の料金を払い、建物の見学を行う。展示がされているあちらこちらに炭鉱時代の機械が立っている。展示に利用している場合もあれば、ただ展示の間に関係なく置かれているものもある。動かせないからそのままにしているのだろうが、展示の主題に関係ない展示があっても、それはそれで意外と違和感はない。炭坑にまったく関係しない展示であっても、機械があれば自然に炭坑跡であることが伝わる。ということは、逆に炭坑の展示をしていても機械がなければ、その建物がどんな内容であったかは伝わりにくいのかもしれない。建物だけでなく、機械など関連するものを残すことの重要性も改めて感じた。
他には地下を探検をするアトラクションがあったので、とりあえず入ってみる。地下では子供を対象とした体験スペースなどがあり、途中で櫓のてっぺんまで上ることになる。昨年のドイツもそうだが、炭坑の櫓を階段で上るのは大変だが上った景色は楽しい。高い建物は上れるだけで、本当に有意義なアトラクションになる。降りると足はパンパンになったのだが。
夜はオランダのマーストリヒトにて宿泊。本日は教会を改装したホテル。4つ星ということでなかなかの格式。そしてそれに見合うだけのなかなかのお値段。旧会堂の中央に2階を設け、そこをレストランに。側廊も2階建てにして下をトイレ、上を書籍コーナーに。ハウスインハウスの典型的な事例である。照明が特徴的で現代的デザインと古典デザインを対立して調和させている。夜の照明も凝っていてなかなかない雰囲気である。
食事は外のレストランで肉料理を注文。馬肉の何かだったはず。ビールは、今回の旅行では地元ビールと思われる銘柄のドラフトビール(生)を頼むことにしている。その店には「Fopen」という1種類の銘柄のみであった。アルコール度数ははっきりわからないが、日本のものよりも明らかに高い。外国ビール独特のこくがあり、アルコール強さがちょうどよく感じる。やはり地元の料理と地元のビールである。
ホテルに向かう途中でバーみたいなところから、トランペットの生演奏が。入りやすそうな店だったので、ちょっと立ち寄る。そこで前とはちがうビールを飲む。この「Brand Beer」という銘柄はあちこちの店の看板になっているので、このあたりで有名な銘柄なのだろう。こちらは割とあっさりした飲み口。店の客は、若者の集団や老夫婦など幅広い年齢層となっていた。若者と老人が共に歌ったり踊ったりで、とても楽しそうなパブの光景であった。